2012-02-29

with Snowman ♬


Winter has returned to Tokyo again....cold (>_<)
 that's why I made ​​a photo-shooting along with a snowman*

東京はまたもや冬に逆戻り。せっかく積もった新雪がとけないうちに、"Mon voyage"シリーズの撮影を決行してみました。











They are taking a break.
But... the left person will become progressively smaller. So sad!

休憩中な感じ・・・・・こうしている間にも左の子はちょっとずつ小さくなってゆきます(笑)

真珠に手足の生えたこのコが世界中を旅するというフォト作品を2006年から続けているのですが、そういえば日本での写真はあまり無かったかも....と、今回は雪だるまと一緒に撮ってみました。"Mon voyage"は展示会やブログの"タビノキロク"で一部をご覧いただけます♪


2012-02-20

L'artisan merveilleux♡


午後の打ち合わせまで少し空き時間が出来ましたので・・・・・
こちらのイベント会場に足を運んでみました♪



メレリオ・ディ・メレーはフランス高級宝飾店協会に名を連ねる、(日本ではグラン・サンクという呼び名が有名ですね)パリ5大宝石商の中でも最古の歴史を持つメゾン。約一年前の2011年3月にイタリアのジュエラー 
ブルガリがLVMHによる買収を受けた出来事が端的に示す通り、現代で
ブランドコングロマリットと呼ばれる巨大な企業体に属し、ビジネス全体をより合理的にコントロールする(してもらう?)やり方に多くのハイジュエラーが取り込まれつつある中で、創業者メレリオ一族が代々経営を行っている数少ない独立系ブランドでもあります。



会場で展示されていたメレリオのプライベートコレクションは本国パリでも一般に公開されていませんので、日本に居ながらこれらを鑑賞出来るなんて本当に嬉しい♫
「Paon Royal(クジャクのティアラ・ブローチ)」の造形的な美しさは
やはり息をのむ程で、当時のデザインブックも展示してあり見応え十分。百貨店のイベントスペースながら彫金師風の男性が真剣に細工を見ていたりと、会場は美術館のような雰囲気でした*






デモンストレーションをしていらしたのは Meilleur Ouvrier de France
( 仏国家最優秀職人賞 ) を獲られているジュエリー職人のクリストフ
ピロー氏。リングの模型を組み立てていらしたので、作業中のスナップを撮らせて頂けないか聞いてみましたら快くOKして下さいました♫







Monsieur Christophe Piraud, très elegant et charmant ... 
C'est vraiment honneur de vous rencontrer!





お話しさせて頂けただけでも嬉しかったのに、「サインをあげましょう」とまるで賞状を渡すように下さるとてもきさくでキュートな方♡ 私も勿論、うやうやしく頂戴しました(>u<)




<メレリオ・ディ・メレー 王妃に愛されたメゾン>
伊勢丹新宿店1F ザ・ステージ (〜2/21まで)





2012-02-18

"懐かし可愛い" ハンドメイド



2月ももう半ば、新作コレクションの制作もいよいよ山場を迎えております。今回は例年以上に試行錯誤するシチュエーションが多く、職人さん達へのリクエストも細かくなってしまうので悪いなぁとは思いつつも(^_^;)
見た目の美しさと身につけた時のフィット感、これは譲れないところなので、途中チェックの回数も増え....結果スケジュールはずれ込み気味に。


通常のクチュール制作も平行して進めていますから、私の脳では完全に容量オーバー(笑)全体の進捗を管理してくれている方がいるのは本当にありがたい事です(>_<)  制作以外にも会場設営やその他諸々、色々な方に助けて頂きながら今日ようやく全体像が見えてきまして、ほっと一息。ここからは時間との戦いですが、何とか頑張ってまいります*




さて気づけば2012-13年秋冬のランウェイショーの時期。
そういえば去年もちょっと書いたりしておりましたが、今季のNYコレクションで気になったものはというと、構築的なフォルムやプリントも見うけられましたが、なぜか目がいってしまうのは "アンチ・スタイリッシュ?" なレトロアイテム。


微妙に丈の短いアラン編みのセーターやニットワンピース、かぎ針で編んだようなレース襟...マーク・ジェイコブズやロダルテのショーで提案されていたのは「手作りっぽさ」が感じられる懐かし可愛いルック。
そういえば昔は洋服も家庭で作っていたんだなぁと思い出させてくれるような、和やかで暖かみのある空気を感じました。春先まではまだまだ寒い日本、これならすぐ取り入れられそう...♪






などと思っていましたら、NYに住む同級生、Yorikoから嬉しいお知らせ。イラストレーターをしている彼女のコラムが日本ヴォーグ社から発売の『ニットマルシェ2012春夏号』に掲載されているそう。NYの手芸事情についての色々がユーモラスなイラストで紹介されています。リ・サイクルと言わずアップ・サイクルという言葉になるほど!と感心してしまうなどとても面白い内容ですので、気になった方はぜひチェックしてみて下さいませ(^_^)
彼女のサイトはブログ右側のリンク、又はこちらから♫ 
 cutting clouds -Illustrator- 







2012-02-04

雪の山荘 - 由布院 -






いきなりの雪景色。出張で大分 由布院に行ってまいりました。
北九州は東京より寒いと予想はしていたものの、寒波のピークと共に到着し、翌日も吹雪で高速道路が一時閉鎖されるという、まるで雪雲を連れて移動しているかのようなお天気。もしや....私でしょうか、雪女は?(汗)
 列車・飛行機・ヘリの全てが遅延し大惨事だった一昨年のパリ〜ロンドン出張の悪夢を思い出してしまいました(-_-;) ※詳しくは過去ブログご参照下さい(笑)


とはいえ滞在中の移動はすべて現地工場の社長さんのお世話になっていましたので、とても快適に過ごさせて頂きました♪ 打ち合わせの終わった翌日には、由布院でお薦めの建築や店舗を見学に。中でも素晴らしかったのが、建築家 浅井康行氏の手による古民家を移築再生した『山荘 無量塔』。東京でお目にかかった時からぜひ見せたいと言って下さり、ワクワクしていたのですが.....想像以上に素敵な体験でした*









外観からして心を掴まれる、この趣き。もともと新潟県にあった明治時代の民家を移築再生した山荘だそうなので、雪景色にもしっくり馴染むのでしょうね♫














複雑に組まれ、屋根を支える太い梁。雪の重みを受け止めるというより、"受け流す"イメージの内部構造には本当にびっくりです(*o*) 



それにしても、とても落ち着くこの空間はどこかでとても近い感覚を味わったような。壁に嵌め込まれたレリーフや、高い位置でスポットライトに照らされた梁組み、天井の高い閉じた空間・・・まるでゴシック様式の教会に居るような、荘厳な空気を感じさせます。








Barスペースの上部に嵌め込まれた木製のレリーフは、イギリス客船に積まれていたキャビネットの背板だそう。神話をモチーフにした彫刻が施されているこの背板も、さらに高い位置にある梁組みも、昔の職人達の技が生み出した見事な装飾と言えます。そして名も無い職人達の技術に畏敬の念を思い起こさせる絶妙な照明デザインと、静かに流れるチェンバロの響きが、もしかしたら旅先で教会の中に迷い込んだような、ある種の神聖さを感じさせてくれたのかも.....。


左右比対称の中にひっそり隠された、シンメトリーの構成も気になります(^_^)


            







この深紅色の巨大スピーカー、カーネギーホールで実際に使われていたものだそう。建築家も素晴らしいですが、自ら吟味して集めたというオーナーの審美眼にはもはやため息しか出ません....マン・レイ、コルビジェ、アールヌーヴォに古伊万里。まさに蒐集家と呼べそうなコレクターセンスに圧倒されながら、ゆっくりと珈琲を頂きました(*w*)






こちらも浅井氏設計のお蕎麦屋さん。今日ばかりは雪で登ってくるお客さんがいない為、テラスも貸し切り状態です。...なんて贅沢♫