2012-07-31

「天魚の羽衣」




Between thin and airy silk,  the shadow of  countless fishes  floating...it makes forget  today's scorching sun & heavy humidity.
These beautiful goldfishes are painted for the anniversary exhibition "hagoromo goldfish" by Ryusuke Fukahori at matohu flagship shop.   Mr. Fukahori is generally known by one video called "Goldfish Salvation".  As this video, the most famous his work is goldfish which is drawn with amazing 3D-technic in clear resin pour into wooden boxes.
These creations has known as confined pieces of traditional Japanese image, giving the impression of a very ephemeral beauty and surprise.  But  in this exhibition, his goldfishes are swiming fantastically in the very thin silk...its new sight of his work.














matofu 表参道本店にて開かれていた「天魚の羽衣」展、またも最終日にすべりこみ。炎天下の焼けるような陽射しや、じっとり重たい夏の空気を一瞬忘れるような、ひんやりとした空気が会場を包んでいました。


升や猪口を器に、水に見立てたクリアレジンを流しこみ、そこに鮮やかでリアルな金魚を出現させる美術作家の深堀隆介氏。制作風景を動画にした「Goldfish Salvation (金魚救い) 」で広く知られる彼の「金魚」シリーズが、東コレでもオリジナリティを放つmatofuの旗艦店に展示されるとあって、これはぜひ見てみたいと思っていたのです。


実際に間近で観る「金魚」の存在感。
巨大な金魚のペインティングも素晴らしかったのですが、手のひらに乗るほどの器の中に描かれた小さな小さな魚影は、観る側の脳に直接リアルな金魚のイメージを送ってくるような、不思議な感覚。この会場のために新たに制作されたという薄い絹の"羽衣"に描いた金魚達は、うっすらと靄のかかる空間を自由に浮遊しているようで、とても幻想的でした...*

















2012-07-15

Making of "order-made jewelry"♪



The last few months, spending almost time in the studio....for  making of several order-made jewelry.

Here is a luxury piece reached the climax of the making.
This complex design appeared front of us finally through several times form check, but....
 My goodness!! for setting diamond in all the visible portion, we have to deconstruct this difficult puzzle again! (>_<)


ここ1ヶ月程はクチュールジュエリーの制作が重なり、アトリエに籠りきりで諸々作業中です。連休明けに仕上がり予定の図面はまだ机に積んでありますが (焦)  今回は製作工程を少しだけスナップでご紹介いたします*


















現在、佳境を迎えているピースがこちら。
かなり大振りでデザインも複雑な為、スケッチからワックス模型、メタルでの造形に入り数ヶ月かかってようやく全体像が見えてまいりました。
....そしてこの後、表面にダイヤモンドをびっしりとセットするために、土台まで一度バラバラに分解し(!!)組み立てながら石を留めていく、というまだまだ長い道のりが待っています(^_^;)






下の写真はお預かりした石の型取りをしているところ。
特殊な形だったり、特に取り扱いを慎重にしなければならない宝石はこうして型取りし、トレースした模型の石に合わせて枠を作ります。

オートクチュール制作では、お客様がお手持ちの石を使う場合もありますので、所有される方の趣向の変化やトレンドを取り入れつつ、その宝石の新しい魅力を引き出す事も大事なポイントなのです。

時には輝きを加えるためダイヤモンドを足したり、カラーストーンと組み合わせて石の持つ雰囲気を変化させてみたり....お客様とご相談しつつ、次の世代にお渡しすることも想像しながらデザインを決め、こうした製作工程を経て完成へ。何となく着けずに仕舞われていた美しい宝石達に、新しいドレスを着せてお返しするような、そんな気持ちです♪







These, taking a "mock" special type of Gems. and below photo is arranging taper cut diamond.

こちらも古い枠に使ってあったテーパーカット(台形)のダイヤモンドをクリーニング後、デザイン画に合わせて形を選定しているところです。










..and, extra snap*
A souvenir from my childhood friend living in NY♫



おまけのスナップ。
ずっと籠っている私に、NYから帰省している幼なじみからのお土産、FIKA のヒマラヤ・ソルトチョコレート♡
カカオのビターな風味にミネラルたっぷりの塩が元気をくれます(^w^)