2015-12-31

あと数時間で...




今年もあと僅か。過ぎゆく年の出来事を思い返し、ご縁のあった皆様に改めて感謝の思いをこめて♫どうぞ良いお年をお迎えくださいますよう....(^-^)*
Deeply thanks to all the people who helped us this year....


2015-12-20

towards the party season☆


Full-fledged coldness with glamorous mood in this season,
we are preparing surprise gift for X'mas, and doing maintenance of jewelry has gotten customers. Here is one of the collection piece of 2005 "Gentilhomme (noble style)", the message ring that writing "PEACE"  in initials of gems. 




本格的な寒さとともに華やかな気分も増すこの季節、アトリエでもサプライズギフトや、ご愛用頂いているジュエリーのメンテナンスなど、パーティシーズンにむけての準備が続いております。

こちらは2005年のコレクションライン "Gentilhomme(貴族風)" の一つで、宝石の頭文字で PEACE (平和)と綴ったメッセージリング。石の露出部分が大きい真珠の硬化接着を直し、石留めの爪部分など細かくメンテナンスをした後にリング部分を磨いてお買い上げ当時の姿に仕上げます^^

ケースカラーがまだクリームベージュだった当時の箱にも懐かしさを感じつつ....新しくなったリングケースに納め、無事クリスマス前にお届けする事が出来ました。年の瀬に向け、お客様の手元を彩る機会が沢山ありますように*
そして皆様もどうぞ、良いクリスマスを☆



2015-12-07

おまけスナップ・湾仔步行♪


展示会の期間中は湾仔にあるコンベンションセンターと歩いて数分のホテルを往復するだけの毎日でしたが、最終日にちょっとだけ早起きして近所のパン屋さんへランチを買いに出かけてみました♪

初めて香港のジュエリーショーを訪れた2000年頃と比べ、街の風景はものすごい速度で変貌を遂げ今も開発は進んでいますが、工事現場の足組みが竹製なのは昔から変わらない、この街らしい風景。なんだか和みます*





いろいろなお肉が吊るされたお店。
けっこう衝撃的なヴィジュアルのためモノトーンでどうぞ^^;






昔ながらの風景がある一方で、アートや食といった最先端の文化が世界から集まってくるのも香港の顔の一つ。 特に食文化はモラキュラーもニューノルディックもベースに取り入れつつ、ポップで親しみやすい外観に仕上げられた香港スタイルが確立されているように感じます。可愛らしいプレートからは、デザインのみならず演出方法なども学ぶ要素が沢山でした。香りや色、味わいを楽しみながらもトレンドのエッセンスを吸収して帰りたいと思います(^u^)


「Forest walk(森の散歩)」と名付けられた一皿。
季節柄、様々な食材をキノコに変身させた料理が続きました。








宿泊ホテルから見えるビクトリア湾。
華やかな九龍半島のライトに照らされる、アイランド側の建設現場。
対照的な風景を一つのアングルで切り取ってみました。

2015-12-04

New field, New meeting - Hong Kong


Last week from Thursday to Sunday, we had participated in the Hong Kong International Jewelry Manufacturer's Show. It was a very exciting experience,
we could talk to various countries of buyers, wholesaler, and independent customer. And also there were special meeting with new customers who love the jewelry of Tamako Tsuda. They are stylish and elegant, and gave a lot of inspirations for new design!
We'd like to expressing deeply gratitude to all the people who met in this event!! Thank you very much*









先週の木曜から4日間、香港国際ジュエリーマ二ファクチャーズショーに出展してまいりました。過去にアート作品としてパリのサロンに出展した事はあったものの、ブランドとして見本市に参加するのは実は初めて。とてもエキサイティングな経験でした!

今年は中国本土からの入場者が規制によりかなり減ったとの事でしたが、初日の会場は香港と中国を中心に小売店、卸売業者、一般のジュエリーコレクターさん達も混在した活気溢れる様子。様々な国の業種も多彩な人達とお話しし、情報を得る事はこれからのマーケティングにもかなり役立つ貴重な経験となりました。

何より嬉しかったのは新しいお客様達との出会い♪ 言葉足らずの説明にもかかわらず、ファーストインプレッションで気に入ってくださり、それぞれのデザインにまつわるストーリーに耳を傾けて頂いたり、ユーモラスな造形に笑ってくださったり、初日には何と1シリーズ全てをお買い求め頂いた方も!! どこか日本の顧客様達と似た雰囲気を持つ彼女達は皆スタイリッシュでエレガント。言語やお国柄は違えど、心に響く感性のベクトルが同じ方向を向いていさえすれば、想い描くイメージを共有出来るのだと実感しました。そして彼女達とお話しさせて頂く事で、また新しいデザインのためのインスピレーションも頂けたり^^ 会期中、未知のハプニングに戸惑う事も多々ありましたが、得るものの多い濃密な4日間でした。

最後になりましたが、出展にあたり背中を押してくださったばかりか通関手続き諸々含めて心強いアドバイスを下さったパルティーナのせきかずさん、会場での決済などお世話になりましたコロラットコレクチェの陵さん&二郎さん、事務局のHeidiさん、そして会場で出会った皆様に深い感謝をこめて♫
有り難うございました*(^-^)*


香港のモデルさん達と「Night Parade」ただいま撮影中です...☆



おまけスナップ。
フライト前日に宿泊したホテルで見つけたリンドバーグの言葉。
旅立ちを勇気づけるフレーズが気分を高めてくれました☆









2015-11-19

紅藍ちどり、青藍ちどり

(English summary will come later....thank you!!)


紅藍(くれない)は紅花、青藍(せいらん)は藍草。
どちらも染料から名付けられた日本の伝統色ですが、先日ちょうどこの二色、
紅と藍のチドリペンダントが出来上がってまいりました♫





紅の千鳥はロードライトガーネット。黒みを帯びた赤紫色は光の加減で鮮やかな紅に輝いたり紫に映ったりと、複雑な色の表情を見せてくれます。三日月に見立てたダイヤモンドの輝きを合わせて華やかなイメージに

藍の千鳥は、先日納品させて頂いたコレクションからのカスタムオーダー。アイオライトという石種ですが、タンザナイトやサファイアのカラーレンジとはまた違った、どこか和の色を感じさせる藍色に魅力を感じます♪
 原石からの研磨ではこの深い色味を得る事が難しく、大きなオーバル型の裸石を幾つかリカットする作業を経てようやく1つだけ手に入れました(^_^) そして和を思わせる色合いは、きっと日本女性の肌も美しく見せてくれるはず( ´艸`) ♪ 
シンプルなペンダントにお仕立てし、様々な装いに合わせてお楽しみ頂けますように....♡

2015-11-04

Next step*



Just short notice:
We are going to participate to Hong Kong International Jewelry manufactur's Show, well known as a Key Jewelry Event in Asia!! Our booth is located in the International Designer Arena, No: A-D12d. Looking forward to seeing you in this exiting trade show!!


急なお知らせですが今月26日からの四日間、香港コンベンションセンターにて開催されます香港国際ジュエリーマニュファクチャーズショー、デザイナーアリーナに出展させて頂く運びとなりました^^ 
このところ半年に一度は訪れている香港も出展側として参加するのは初めてですので、ワクワクしつつもブースのセッティングから輸入出まで未知の事ばかり、11月に入ったばかりというのに早くも目が回っております(笑)
万事滞りなく出国できますように!

見本市のサイトはこちらから見られます♫

< Hong Kong International jewelry Manufacturers' show >

2015-10-20

個展終了いたしました^^




Jewelry ART Exhibition "Midnight Parade" has ended yesterday!
We express our profound gratitude to all people who had come the exhibition, Thank you so much!!

ジュエリー×アート展『MIDNIGHT PARADE』無事終了いたしました♫
春と秋、半年に一度ペースの個展ですが、いつも御運び下さる顧客様、応援してくださる皆様、そして新しい方々との出会いと創作を続けてゆくエネルギーを皆様から頂けた四日間でした。すべての方に感謝を込めて*
有り難うございました!!

Tamako tsuda









   



今年のコレクションのキーワード、"深海"と"妖怪"という少しダークで不思議なイメージに合うかなと思い、2009年にパリ・コレクションプリヴェ美術館のガラスケース用に制作したパステル画の人魚もグラフィック作品と一緒に壁面に展示しましたら、何だか吸い寄せられるようだねと感想を下さる方も...♪実は私もお気に入りの一点なのです*
今はなかなか時間がとれないのですが、久々に大判の作品を描いてみたくなりました^^

 





おまけスナップ。季節のお便りもそうですが、展示会で頂くメッセージカードやお手紙はとても嬉しく、幸せな気持ちにさせていただける宝物です♡




2015-10-14

搬入日☆


今日は作り込みしたディスプレイなど大きな什器の搬入です。
成城五丁目にあるカーサミア、駅から歩いてくる道に面した庭の真ん中に
赤い実をたくさんつけた大きな冬青の木が植えられています。





冬青とこちらの看板もどうぞ目印に* 
お運び頂けましたら嬉しいです(^-^)/



展示室から眺める中庭。明日からのお天気も良さそうなので、
少し窓を開けて風を入れてみようかしら*
ちなみに手前の白い枝のようなものはディスプレイです。
どんな展示になっているかはお楽しみに...(^u^)








おまけスナップは、昨日職人さんがギリギリ間に合わせてくれた仕上品を受け取った後に滑り込みした東京コレクションから。東京はパリやミラノに比べぐっと日常使いに落とし込んだリアルクローズが多く、来年春夏シーズンの明るく爽やかな空気感がよりリアリティを持って体験出来ました♪








ネオンブルーがふわっと浮かぶように見えたモノトーンのワンピース。












2015-10-11

いよいよ来週


Exhibition will start from next week. Atelier of the floor as usual, occupied by the display....  This time, which evolved from Spring exhibition "NIGHT PARADE", add a word "Midnight ". please enjoy the new creatures which we have created as the night advances*


秋の個展まで一週間を切りまして、アトリエはいつも通りディスプレイ什器に占領されております(^_^); 春展 "NIGHT PARADE" から進化させた今回の展示はタイトルの時間も少し進めて "Midnight=真夜中の行進" に。夜が更けるにつれて新しいおばけたちも登場いたしますので、どうぞお楽しみに*
会場となるカーサミアは、邸宅風の外観が素敵な地元のギャラリー。お気軽にお寄り頂けたら嬉しいです^^

製作風景を少しだけスナップで.....♪




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TAMAKO TSUDA ジュエリー×アート展
-MIDNIGHT PARADE-
2015.10.15 (木) ー 10.18 (日)
12:00-17:30     最終日は16:30終了
会場:Casa Mia カーサミア(157-0066 東京都世田谷区成城6-25-20-1)
※ 会場地図など詳細は ☆EVENT☆ アイコンよりご覧下さい

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2015-09-22

Meeting@香港




フェアに合わせて半年に一度訪れる香港。
今回のエントランスは全面ミラーパネルで眩しいながらも例年に比べるとややシンプル(*u*) 中国の景気悪化で本土からのお客さんが少なく、会場の雰囲気は少し静かでしたがシンガポールやマレーシア、欧米からもバイヤーはやってきますので全体の景気としては通常並みとのこと。
セキュリティチェックが年々厳しくなっており、朝はIDパスを持っていてもちょっと待たされたりして結局午前中は毎日遅めのスタートになっていました(^_^); 



会場で待ち時間の暇つぶしにとメーカーの社長さんから見せて頂いたこの時計。
apple watchのベルト部分をカスタマイズして総ダイヤモンドのジュエリーウォッチに.....!!!Σ(*o*);;;
留め金の部分にまでダイヤモンド。ここ時計着けると見えなくなっちゃうのに....これぞExtravaganza。





 9月は空港近くの会場でルース(ジュエリーにセットする前の宝石)の展示会も行われていますので、ミーティングの後はクライアントさんと一緒にシャトルバスに揺られてそちらの会場も見て回り、気付くと閉館間近で電車で帰ったり、相変わらずあっという間に時間が過ぎてゆきます。下の写真はホテルの近く、ハーバーシティから見える夕日♪







ホテルのロビー脇に飾られていた中秋節のディスプレイ。
日本のお月見とはまた違ってエキゾチックな雰囲気です(^-^)*

2015-09-08

ミレニアム・コレクション@Park Tower Tokyo


先週末はザ・プリンス パークタワー東京ホテルにて開催されたそごう・西武百貨店さんの展示会に出展してまいりました。今回は壁面も使わせていただきボルボックスのグラフィックパネルを並べた明るい空間に。壁にフックが掛けられないというハプニングも美術部の方や大工さんに助けて頂いて、無事に設営を完了いたしました(^-^);





ブース全景がこちら。通路を挟んでお隣は日本画の作品、反対側のお隣はなんとパリのジュエラーFRED!!(*o*) ドキドキです....


ご招待のお客様のみに作品を紹介して頂くエクスクルーシブな展示会でのプレゼンテーション形式は初めてでしたので、果たして見てくださる方達に作品の持つ世界をお伝え出来るかと搬入日はドキドキしておりましたけれども、グラフィックに目を留めて作品をご覧下さる方、淡いグリーンのトルマリンの美しさを見てくださる方、今年のコレクション「Night Parade」はその手触りや着け心地のしなやかさに驚いてくださる方も。
そして最終日の最後には、「Night Parade」モチーフの一つである深海生物の話題で楽しくお話しをさせて頂いた素敵なお客様との出会いもありました♪

ばたばたと動き通し、しゃべり通しであっという間の2日間でしたが、百貨店のバイヤーさんを始め外商さんや担当の卸さん、何度か展示会でご一緒する顔なじみのジュエラーさん達にも沢山助けて頂き何とかこなす事が出来ました。

またこの場に呼んで頂けるよう、これからも頑張ってゆきたいと思います。
皆様本当に有り難うございました*









2015-09-01

個展のお知らせ☆その1


There is a first notice of next exhibition on this blog & my website !
Details will be forthcoming shortly. Please don't miss the next updating....*

9月に入り、秋雨がすこし肌寒さを感じさせる季節になりました。
少し早めの告知となりますが、10月の個展のお知らせページを
ウェブサイトにアップいたしました☆
こちらのブログ  "EVENT" アイコンからもリンクでご覧頂けます。

近々にまたおハガキでやこちらのブログにてご案内もさせて頂きますので、
どうぞお楽しみに....(^-^)♪

http://www.tamakotsuda.com/information/


2015-08-28

革新のDNA -イリス・ヴァン・ヘルペン展-




暑さも少し和らいだこの日は展示会巡り。
青山にて行われたイタリアンジュエリーの秋冬新作発表にお邪魔してまいりました。リストランテの2Fを貸し切った会場で新作を見せて頂いた後、クライアントとそのままランチミーティング。魚介の旨味を詰め込んだお料理が美しく盛りつけられたお皿も、デザインのヒントになります♫



ミーティング後はリニューアルOPENした西武へ向かうべく渋谷へ。"異次元モード"と評される新鋭デザイナー、イリス・ヴァン・ヘルペンの展覧会です。

<Iris Van Herpen - conception iinto cyberspace->
イリス・ヴァン・ヘルペン展  西武渋谷店A館7Fにて 〜9/6まで

アレキサンダー・マックイーンのアトリエでインターンとして修行していたイリスのコレクションは、クリエイションにデジタル技術を積極的に取り込んだマックイーンの影響を色濃く残すハイテク素材のコンビネーションと緻密なカットワークが特徴。ヴィジュアル表現やモデルのスタイリングなども、2010年の春夏ショー「Plato's Atlantis」を彷彿とさせます。
彼の亡き後、マックイーンのメゾンに残された美しいシルエットやテイラーメイドの技術は後継者のサラによって継承されましたが、熟練の技術に留まらない彼の革新性は、イリスのような若い世代のデザイナーに受け継がれているのかも。






ステンレス・スティールを薄く編んだ生地でつくるビスチェは、不思議な透け感(*o*)





エントランスもリニューアル。ドイツの現代アーティスト、カールステン・ニコライによるアートゲートは気温や人の流れで刻々と変化するLEDの柱が綺麗でした♫




2015-08-15

Sea slug


昨日クチュールジュエリーの納品に都心へ出ましたら、
世間はすっかり夏休みモード♪
賑わう駅や街中を歩いているだけでちょっと楽しくなりました(^-^)


とはいえお盆休みの間もアトリエは稼働中。
クライアント向けに新しいディレクションのアイディアをまとめつつ、
秋の個展に向けて"Night Parade"のバリエーションを制作中です。


写真右側、虹色の発色が美しい球体はゴールドの素地にチタンコーティングを施した珍しいパーツ。製作しているメーカーさんに何度か相談に伺い、少しだけ分けて頂くことが出来ました♪
どんなデザインになるかは.....まだ秘密です*(^-^)*




左の写真は春の個展でお披露目したフリルのアレンジ。
ドレープが美しく見えるにはどうしたら良いか、職人さん達と相談しつつ更に改良を重ねます。



ゴールドを使いながら、手触りの柔らかさとしなやかな動きにこだわったこのパーツ、置いたときはこのような状態になるので、" Sea slug " (ウミウシ) と呼んでおります(笑)








2015-08-02

暑中お見舞い申し上げます♫


Wishing you are all in good health despite it being the height of summer !!

8月に入り暑さもますます強くなる毎日、
皆様どうぞ体調にはくれぐれもお気をつけて楽しい夏をお過ごしください♫ 

2015-07-26

Tea time♫

Heat wave of Tokyo! during this season, in the hot & humid atelier,
we need cold drink tea time.
This isn't "absinthe".... the first extraction of green tea with cold water.
Very pale green like a jade, refreshing flavor and just a little sweetness.
 It's my favorite summer drink♪




猛暑の中、皆様いかがおすごしでしょうか。自然光が取り込めるようにと大きな窓に囲まれたアトリエはこの時期、日差しのおかげで灼熱の部屋と化しております。

長時間机に向かう日のお楽しみは、冷茶を一服♪ 
玉露をきんと冷えた冷水でゆっくり淹れ、透明に近い淡いグリーンでまず一煎目を。冷えたグラスが白く曇って、何だかアブサンのように見えますが(笑)玉露の香りと甘味を楽しむにはこのくらいの色味がちょうど良い感じです^^



The second extraction. more vivid green & clear flavor (*w*)


二煎目はお茶の旨味が出てぐっと奥行きのある味に。翡翠のような、鮮やかな緑も目に涼を運んでくれます。いつも夏場は水出しの煎茶をぐびぐび飲んでおりますけれども、たまに贅沢なお茶の時間でリフレッシュしています(^u^)*




2015-07-10

鍋島再発見♪



嬉しいオファーを頂戴して、久方ぶりの栃木へ。
コレクション作品に変わらず愛着を注いでくださる方とのお仕事は、ビジネスという以上に私に創作への活力をくださる大切な時間です。お天気はあいにくの雨模様でしたが、有り難い結果も頂き、晴れやか気分で栗田美術館へ寄り道してまいりました♫



趣のある正門をくぐり、雨を含んで色濃くなった梅の木々を愛でながら大手門へと向かいます。この時点で既にワクワク....(*w*)


所蔵品は伊萬里、鍋島のみながら、展示規模が陶磁では世界最大級というこだわりの美術館。柿右衛門や蛸唐草など馴染みのあるうつわもあれば、ヨーロッパへの輸出向けに作られた色とりどりの羽が鮮やかなオウムの置物や、華やかな染め付けの上からロカイユ風の装飾を施した複雑な飾り壷など、初めて目にする希少な逸品もあり、伊萬里の奥深さを楽しめます。特に心惹かれたのは鍋島藩の直営窯で製作された鍋島焼の洗練されたデザイン。抽象化されたモチーフと配色の見事さ、美しさにすっかり虜になってしまいました(^_^)
また面白かったのは「ひげ洗い皿」という、殿様の御髭を洗うためだけに丸皿の一端を削り取ったデザインの大皿。諸藩大名への献上品だったそうですが....この用途にしか使えない造形。なんて贅沢でしょう(笑)




本館の正面。雨のおかげで、広い敷地内は貸し切り状態でした♫
緑に映えるモノトーンの城郭を眺めつつ、散歩しているだけでリフレッシュ。もう一度訪れたいとっておきの場所がまた一つ増えました*





2015-07-04

Revelation of Goddess


Beginning of July, hoping to end of rain season!
I'm designing next spring collection & some variation of "Night Parade". By humidity and heat, my brain has been boiled without waiting for the midsummer!!

A good help in this situation are some opinions and requests of my beautiful "Muse" that my customers, also friends. They are fashionable, have their own styles, always give me the inspiration.....like a revelation of the goddess*


7月ももう数日が過ぎ、そろそろ梅雨明けが待ち遠しいこの頃です。アトリエでは早くも2016年のコレクションテーマを絞り込む作業が始まっておりますが、同時にもう一つミッションが進行中。

春の新作展でお披露目しました "ナイト・パレード" 、ネックレスのみの展開でしたが、有り難いことに顧客様や友人達から色々リクエストを頂いておりまして
*(^-^)*、よりお使いやすいアイテムでバリエーション展開すべく、サンプル試作がようやくスタート。よりウェアラブルにお使い頂けるよう職人さん達と試行錯誤中のこちらは秋の個展で登場予定ですので、どうぞお楽しみに.....☆

日常の様々なシーンでジュエリーをデイリーにもゴージャスにも着けこなす顧客様のスタイリングや、美しいモノを愛する友人達のリアルな意見は、ふとした瞬間私に沢山のインスピレイションを与えてくれる "ミューズの啓示"と言えるのかも知れません♫

しかしながら、他に諸々同時進行しているデスクの上は、いつにもまして限りなくカオスな状態です....(>x<);;;



2015-06-17

ラトビアのギフト♫


A nice souvenir arrived from Yoshie SHICHIJI a plant dyeing artist, she have visited Latvia. Classic handmade brass clasp .... fabulous!!



梅雨の日本を離れ、ラトビアにいらしていた草木染め作家の七字良枝さんから嬉しいお土産が届きました♫ ボタンの代わりに使う真鍮製の留め金。今でも一つずつ手作りされているようです。ブローチの原型となった"フィビュラ" と呼ばれる留め金と機構がとても良く似ているのも興味深いところです*


伝統的なデザインに潜む、ハンドメイドの何とも言えない味わい。長い歴史の中で作り続けられてきたデザインの持つ深みでしょうか....手に取ってしばし眺めてみます。バルト海の東に位置し、北欧圏でありながらロシアやドイツの影響も強く受けたラトビアはまだ訪れた事のない未知なる国。想いを馳せるだけでちょっとワクワクしてしまいます。*(^-^)* 素敵なお土産、ありがとうございました♫♪

ラトビア独特の伝統織りや編み物など、あまり目にする事のない貴重な体験を紹介されている、七字さんの訪問記はこちらのBlogです^^

[草木染めのアトリエYARN]



2015-06-09

The Bride of June ♡


梅雨入り前の週末、友人の結婚披露パーティに出席してまいりました♫
いつも自然体で朗らかな花嫁さんは、小学校からの幼馴染み。オーガニックレストランを貸し切って、ご家族や親しい友人達に囲まれての優しさにあふれた披露パーティでした^^


実は、春先に嬉しいご報告を頂いてからロンドンへ発つまでに、お二人のご結婚指輪をお創りしておりました*( ´艸`) *

波打つ曲線というベースのラインは共通ながら、ご主人は緩やかなウェーブに手磨きのニュアンスを残したタフな仕上げ、花嫁の彼女はすらりと長い指の付け根のバランスに合わせ、アシンメトリーにウェーブを強く出したデザイン。
リング中央にあしらったダイヤモンドはイタリア式の留め方で光をより採り込めるようにと、それぞれ個性に合わせたアレンジにさせて頂きました♪




ヨガスクールの経営にティーチング講師のお仕事と多忙なお二人、スケジュールの合間を縫っての型取りやフィッティングにお時間頂きましたが、完成した指輪の曲線がぴったりと左手に収まったときの花嫁さんの幸せそうな表情と、それを優しく見守るご主人の笑顔を見る瞬間、何にも代え難い嬉しさがこみ上げます。

そして迎えた式当日、子供の頃にまだ大きなランドセルを背負って一緒に帰った彼女の面影を、まばゆいウェディング姿に重ねつつ、お二人の末永い幸せを願って...ご結婚おめでとうございます♡♡
















2015-05-21

The Shape of LOVE - 愛のかたち -


This diamond couture ring, recently completed, we tailored a special workmanship to the an request of a Madame .

Have you heard the words "Mourning Jewellery"? It is jewelry that mourn a closer person's death. 19 century the British Queen Victoria was wearing  black jewelry for more than 10 years grieving the death of her husband.

By the request of the madame who lost her husband suddenly,
we designed a small box made from white gold in a ring, to protect a pice of his cremains from deterioration due to air and water. The initials of the husband is on top of the box, it set next to diamond he gave to his wife before his death. and Madame never removing this ring from her wedding finger as proof of unchanging her love.

How deeply, beautiful shape of Love...





先日お納めしたダイヤモンドのクチュール・リング。
一見シンプルなデザインですが、実はイニシャルを刻んだボックスの中にはご依頼主の想いが込められた、ある特別な作りを施しています。


"モーニング・ジュエリー (Mourning Jewellery)" という言葉をご存知でしょうか。
今でこそファッションや美術品として目にすることの多い宝飾品ですが、古くは資産価値=権力の象徴として、さらにルーツを辿ると死者とともに埋葬する副葬品がその原点であることから、死生観、宗教とも深く関わってきました。


中世には「メメント・モリ(死を思う)」という言葉をリングやペンダントに刻んだジュエリーが誕生し、更に19世紀の英国女王ヴィクトリアが夫の死を悲しむあまり10年以上もの間黒いジュエリーやドレスで装い続けたことから、死者を悼む装飾品は「モーニング(哀悼の)ジュエリー」と呼ばれ1つのスタイルとなりました。
ジェット(炭化した樹木)や鉄など黒色素材を用いたもの、あるいは形の髪を中に納めたりエナメルでイニシャルを刻むなど、様々なかたちで故人への想いをあらわしていたのです。


今回オーダーを頂いたリングは、急逝されたご主人の形見をお納めしたいとのご希望でした。銀製のロケットやピルケースでは完全に遮断出来ない空気や水分による変化を防ぐため、ホワイトゴールドの小さなボックスを作り、その中に大切に御預かりしたご遺骨を納めさせて頂きました。


ボックスの上にはご主人のイニシャルを、ご依頼主であるマダムに贈られたダイヤモンドをその隣に添えたリングは、変わらぬ想いの証としてこの先左手の薬指から外すことはないそう。完成した指輪を手にされたときに、愛おしそうに指輪を見つめていらしたマダムのお顔がとても印象的でした。



" From cradle to grave, 
Jewellery adorns and protects the wearer
 on the journey through life."


ゆりかごから始まり、墓場で眠りにつくまで
人生の旅に於いてジュエリーはそれを身に着ける者を飾り
そして守るのです




ヴィクトリア&アルバート美術館のジュエリー展示室に掲げられていたこの格言。
人生のさまざまな場面において、誰かを想う気持ちから生み出されるジュエリーは全てがそれぞれの "愛のかたち" であるのだと、改めて思う出来事でした。



2015-05-08

London again♫

アイオナ島で週末を過ごし、日曜の午後にはロンドンへ舞い戻ると再びお仕事モードのスイッチON(笑)。帰国までバタバタと予定をこなし、沢山の収穫を得て帰国の途につきました♬


そうそう、楽しみと言えば北欧スタイルの前衛的なレストラン、"INK" を一度訪れたかったのですが、今回機会があり堪能してまいりました。
白木と漆喰で統一されたシンプルな室内の奥には天井まで届く木が生えており、
夕暮れが見える全面ガラス窓のテーブルか、この木の下のテーブル、お好みはどちら?と聞かれましたので木陰の席をリクエスト♫(窓の席も魅力的だったのですが、なにしろ気温がかなり低いので、常に少しでも暖かい席を...と(笑)
謎掛けのような最初の一皿から始まり、芸術性に溢れた美しい盛りつけと繊細な味わいのお皿が続きます。五感を刺激するプレゼンテーションも素晴らしく、どこか茶懐石のような哲学を感じさせます。魚料理は偶然にもスコットランドの食材を使った繊細な春の風景で、まるで抽象絵画のよう。シェフが直接お皿を運び、料理の説明をしてくれるのも楽しめました。ロンドン滞在時には必ずまた訪ねたい、素敵なお店でした*




ロンドンの街中デザインスナップ。
百貨店や大型専門店のウィンドウディスプレイ、大胆さのレベルがやっぱり少し違います....(*△*); 大きさが伝わりづらいのですが....このチーズもジュエリーも本物!!!




Harvey Nicholsのウィンドウ内部には水槽と、潜水するマネキン....が目立たないくらい派手な背景に埋もれています☆





ロンドンシティ空港のロビーには、こんな統計が。空港を利用する男女比、電車で空港まで来る人の比率、Wi-Fiの利用率などなど...中には血液型のパーセンテージも有り、待ち時間のちょっとした合間も楽しく過ごせます。





おまけの機内スナップ。
スタイリッシュなデザインがツボを押さえているKLM。ステンレスのカトラリーに施された装飾が美しく、ついつい写真に納めてしまうのです♫ 食器をデザインしているマルセル・ワンダースのロゴ、aとeが逆さになっているのが何とも...(>u<)*